阿弥陀岳
2,805m
八ヶ岳

日 程 2009年1月3日(土)
メンバー 単独
距離・時間 10.1km(往復)
累積標高差 1,100m
駐車場 美濃戸30台 有料1000円/1日 
ルート 美濃戸5:45〜南沢〜8:30行者小屋9:30〜11:40阿弥陀岳(往復)〜14:50美濃戸
情報 Wikipedia
 毎年恒例としている年末年始休暇の登山、今年は年明けの登り初めに阿弥陀岳に決めた。
 年末から冬型の気圧配置が強まり北アルプスでは雪崩による遭難者も出てしまうほどであったが、八ヶ岳は比較的冬型の影響が少ない山域である。雪と風の状況を見ながら、無理をせず登れるところまで行ってみよう、という気持ちで出かけた。

 昨年は美濃戸口の駐車場から林道を歩き始めたが、今年は雪が少なく美濃戸まで車で入ることができた。そのため予定時間よりだいぶ早く、日の出前にヘッドライトを点けて歩き始めた。ベースとなる行者小屋に続く南沢は、昨年の夏の大雨で流された橋も修復されていて問題なかったが、まだ一部で土砂崩れによる迂回路を通る部分が残っていた。

 行者小屋までは通常タイムどおりに到着した。いつもながら目前に迫る赤岳や横岳、阿弥陀岳に感動するが、今年はやはり雪がだいぶ少ない。昨年は山全体が真っ白だったが、今年は黒い岩肌が目立っている。凍結の状況によってはアイゼン歩行で困難が予想される。単独でロープ確保もできないので、登りながらの状況判断が重要となる。はやる気持ちを抑えつつ、先ずは小屋前でゆっくり準備しながら先行者からの情報収集を行った。

 幸い凍結場所はないようなので、テントなどの荷物をデポして阿弥陀岳に向かった。中岳と阿弥陀岳とのコルまでは急斜面ながらも雪が良くしまっていて歩きやすかったが、阿弥陀に取り付いてからはフカフカの雪で、足場を固めながらの登りとなり、はじめてピッケルを持つ理由もわかった。岩場を慎重に越えながら山頂に着いたときには思わず声が出てしまうほど嬉しかった。

 山頂からの展望は期待していたとおり。360度の大パノラマが広がっていた。雪煙をあげるほどの強風だったはずが、不思議なことに山頂部では無風状態だった。静寂の中に広がる絶景をみながら、何ともいえぬ不思議な感覚だった。

 下りはコルまで慎重に戻った後、一人で滑落訓練をしながら中岳沢をシリセードで一気に降りた。あまりに早く小屋まで着いてしまい時間をもてあましてしまったので、予定を変更してそのまま下山することにした。予定外の日帰り登山になったが、感動と充実感に満たされたまま家路についた。

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